2005年12月15日

過激派に逆転勝訴−立川反戦ビラ事件−「言論の自由」を弄ぶな

団体メンバーに逆転有罪 立川反戦ビラ事件 東京高裁判決侵入の刑事責任認める

 
東京都立川市の自衛隊官舎敷地内に無断で立ち入って反戦ビラを投函(とうかん)したとして住居侵入罪に問われ、一審・東京地裁八王子支部で無罪となった市民団体「立川自衛隊監視テント村」メンバー三人の控訴審判決公判が九日、東京高裁で開かれた。

 中川武隆裁判長は「表現の自由が尊重されるとしても、そのために他人の権利を侵害してよいことにはならない」として一審判決を破棄し、罰金二十万円−十万円の逆転有罪を言い渡した。

 練馬区職員、大洞俊之被告(48)とアルバイト、高田幸美被告(32)は罰金二十万円、会社役員、大西章寛被告(32)は罰金十万円。三人は判決を不服として上告した。

 中川裁判長は判決理由で、三被告の立川宿舎への立ち入り行為を「ビラによる政治的意見の表明が言論の自由で保障されるとしても、管理権者の意思に反して立ち入ってよいことにはならない」と判断。

 その上で「居住者からビラ投函は禁止だと抗議を受けていたにもかかわらず、目の届かないところで投函を繰り返したことを考えると、管理権者の法的侵害の程度が極めて軽微なものであったと判断した一審判決は是認できない」と述べ、刑事罰に処する程度の違法性があると認めた。

 一審判決では、「立ち入りは住居侵入罪の構成要件に該当するが、ビラ配布の目的は社会的常識の範囲内で、刑事責任を問えない」として無罪を言い渡し、検察側が控訴していた。

 控訴審で検察側は「政治表現は住居の平穏を害さない方法で行われるべきだ」と主張。弁護側は「ビラ配布は正当な表現活動で、起訴自体が公訴権の乱用」と反論していた。

まあ、至極まっとうな判決だろう。
この判決を不当判決と騒ぐ人々には、共通した態度が見られる。
サヨクの方にありがちな、ダブルスタンダードだ。
反戦ビラに対しては「言論の自由」を叫び、保守側のビラに対しては「右翼の政治活動」文句を言う。
言論の自由を尊重するなら左右にとらわれるべきではない。

また、これはよく言われていることですが、言論の自由を強調するあまり、「護憲派」を自称する方々が、以下の憲法条文を蔑ろにしていることだ。

「第十三条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」

自衛隊員とその家族を中傷するようなビラを巻き、「反戦」を訴えることは果たして許されるのか?
自衛隊員の立場からすれば、自分だけならまだしも家族にまで精神的な重圧を与えられるのは苦痛でしかあるまい。
家族との平穏な生活を奪う権利が、「言論の自由」なのか?

捏造報道や印象操作を行うTBSや朝日新聞、NHKが「言論の自由」を叫ぶのと同じ気がする。
「言論の自由」にともなう義務と責任はどこにいったのか?
国民の大切な権利である「言論の自由」を、そんな連中に踏みにじらせてはなるまい。

こういう人々に限って、人権擁護法案推進派だったりするのだが。
反戦ビラ取り締まりよりも、こちらの方がよほど重大なのだが。また、「連中の正体」に関しては興味深い文章をくっくりさんが書いておられる。

 2) この点に関し,検察官は,被告人らを含むテント村構成員が中核派横成員や首都圏黒へルグループと呼ばれる同体の構成員らと共闘している状況を繰り返し目撃しており,また,中核派は,自衛隊海外派遣反対などの理由で立川基地内に爆発物を発射した事件など危険な事件に関与していることを立証するため警察官の証人尋問を請求した。

 中核派キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
 「『つくる会』の教科書採択に反対する杉並親の会」も中核派とつながってるんですが、それでもメディアは彼らを「市民団体」と呼ぶんですよね。

 「首都圏黒ヘルグループ」というのは聞き始めです。
 『月刊基礎知識』のバックナンバーに黒ヘル集団〈1980〉というのが載ってますが、これかな?「46年、赤軍、RG(共産同の一派)とともに、黒へルグループが爆弾作戦を競い合ったこともある。警察庁調べては53年6月現在、全国に約320グループ、約4000人がいる」とあります。

 でもこれデータ古すぎるので、さらに検索してみたところ、早慶戦「天覧」試合国賠の原告を支援するサイトの中に、被告側 第三準備書面というページがあり、そこではこう説明されています。


2 早稲田大学の黒へルグループは、同大学のサークル活動を通じて組織された学生集団であり、学費値上げ反対、学内管理支配体制粉砕、部落解放、反権力・反皇室などをスローガンに掲げ、学内外において活動を行つている。
原各らは、右黒ヘルグループに所属する者と認められる。

 いずれにしろまともな方々ではなさそうです。


「反戦の 正体見たり 左翼ゲリラ」
内ゲバやら、糾弾行動やら、爆弾テロやらで、善良な市民を巻き添えにして恥じない「過激派」どもに、「平和」やら「反戦」やらを叫ぶ資格無し。
こんな「人殺し集団」が自衛隊員の家族のまわりをうろちょろしているなら、そりゃ警察も黙ってないでしょうよw

きちんと勉強しておかないと、こういう連中に騙されるということです。
まったく、「イカレた奴ほど平和、人権、平等を叫ぶ」という言葉の良い見本ですな。

なお、この裁判の被告人のブログはコメント欄を閉鎖しているようで。
mumurさんとこの記事を引用します。

全然反論になってないですね。

そもそも、BORA氏は「お前ら俺の主張を聞け!!!」ということで防衛庁の官舎に侵入したわけだ。
許可を取って公道でビラを撒くこともできるし、インターネットで情報を発信することも出来るし、週刊金曜日や朝日新聞に投稿することも出来る。
いろんな手段があるにもかかわらず、官舎と言う私有地に侵入して「お前ら俺の主張を聞け!!」と。

ならば、BORA氏も自分のブログに「俺の意見を聞け!!!」という輩が出てくることも甘受しなければならない。

「面倒くさいから」と言ってるけど、そんなの官舎の管理人だって同じ。
何度注意しても止めずに「言論の自由」とか言ってるから、「じゃ、あんた通報ね」となった。
いちいち注意してるのも面倒くさいから国家権力の皆さんにお手伝いいただいたわけで。


mumur氏のコメントはまったく正論です。
アジビラも、ブログへのコメントも似たようなものだと思うんですが。
まあ、内容がコピペばかりでは反感を買うだけですがね。

加納のところも、基本的にコメントは自由です。
必ずしも返事は返しませんが、問答無用には削除しません。
勉強不足で間違っている場所を指摘されるのはありがたいですしね。
エロTBは可能な限り削除しますけど。

なお、ダブル・スタンダードって奴は気をつけないと、知らないうちに陥っている危険もあるんですよね。
言論を扱うものの宿命みたいなもの。
自戒をこめて。

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posted by 加納綾一郎 at 15:03| Comment(4) | TrackBack(10) | 【暴動頻発】支那【国技は虐殺】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
TBありがとうございます。
今や、新聞やTVの報道は信用出来ないものだと言うことが、大分認識されてきたと思います。って放送法の意味無いじゃん。
偏重社説は許しませんぞ。
Posted by hiwatt_man at 2005年12月23日 23:17
先日は私のブログへのコメントありがとうございました。

やはり自由を掲げるにはそれに値する義務と責任が発生するということを分かっていただきたいですよね。


『私が意見を言うのは自由』というのは良いんですけどね。ただ、批判された時に『言論の自由を剥奪された』とか言うのは少し疑問に思います。
批判する側には言論の自由は無いのかと…。

追伸。
長文になってしまい申し訳ございませんでした。
Posted by カルズ at 2005年12月24日 14:44
>hiwatt_manさん
はじめまして。
テレビはTBSとテレビ朝日、NHK。
新聞が朝日、毎日、東京。
それぞれ、反日御三家とでも呼びましょうかw

これらの報道は疑ってかからねばなりません。
今後、放送法を厳格に適用することを望みます。

>カルズさん
はじめまして。
権利だけを主張し、公の精神を省みない彼らは「戦後民主主義教育」の犠牲者だと思います。
「電車の中で「地べた座り」をする自由」を主張する今時の若者と変わらない幼稚性だと思います。
言論とは、そんなものではないはずです。


Posted by 加納 at 2005年12月24日 19:26
突然失礼します。先日のTV報道で初めてこの件に関心を持って、こちらに辿りつきました。
概略は理解出来ているつもりなのですが、一つ疑問がありまして、宜しければお知恵拝借したいのですが・・配られたビラが自衛官及その家族にとって精神的苦痛であるため人権侵害であり云々とのことですが、自衛官は日本の平和を守るのが任務ですね? そして被告のプロ市民さんは平和を望む立場ですね? 両者の立ち位置は同じ平和主義な筈なのに、どこでボタンの掛違えがおきて、平和ビラが自衛官の家族にとって精神的苦痛であるような倒錯が起こってしまったのでしょうか? いろんな方の主張を勉強させて頂きましたが、この点だけどうしても解明できないのです。
頭悪くて申し訳無いんですが、宜しくご教授下さいませ。
Posted by 通りすがりです at 2006年04月12日 20:15
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